資格試験の罠 同じ失敗をしないために
自信ありげな丙斗さんですが、本当に今年合格できるのでしょうか。
丙斗さんの自信の根拠は、たった2週間の勉強で25点も取れたという所にありそうですが、これはすごいことなのでしょうか?
丙斗さんのような人は、試験機関の思惑にまんまと嵌ってしまっていると言えます。資格試験と聞くと、何か崇高な目的のために公の機関が一人一人の能力を計ってくれていると考えてしまいがちですが、資格試験もただの商売と考えるべきです。(宅地建物取引士は毎年20万人ほど受験者がいますが、受験料だけで14億円程の売り上げがあります。)
全ての商売で大切な事は何でしょう。いろいろ考えられますが、安定した利益獲得のためには、リピーターの獲得が最も大切な事ではないでしょうか。スーパーでもホテルでも遊園地でも、いかに一度来てもらった人に、もう一度来てもらうかという事が大事です。
宅建等の資格試験を商売と考えた場合、どうすればリピーターになってもらえるでしょうか。全然歯が立たなくて5、6点しか取れない試験であれば、余程心の強い人以外はもう二度と受験しようとは思わないでしょう。リピーターになってもらうには、25~30点ぐらいで落ちてもらうのが丁度良いのです。あと少しで合格だったと思ってもらわなければもう一度受けてはもらえません。
丙斗さんは2週間しか勉強していないのに25点も取れたといい気になっていますが、これは丙斗さんがすごいのではなく、宅建の試験はそうなるように作られているという事です。
0から25点程度の点数を取る力はわりとすぐに身に付きます。そこから合格に必要な30点を超えていくのが大変なのです。30点を超えていくためには、宅建では300時間程度の勉強が、やはり必要です。試験機関のカモにならないように、大変ですが毎日時間をとって勉強しましょう。